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特別警備隊 (海上自衛隊) : ウィキペディア日本語版
特別警備隊 (海上自衛隊)[とくべつけいびたい]

特別警備隊(とくべつけいびたい、Special Boarding Unit:SBU)は、2001年に創隊された海上自衛隊特殊部隊である。全自衛隊で初めて特殊部隊として創設された部隊でもある。本部は、広島県江田島市江田島基地内。自衛艦隊の直轄部隊である。海上自衛隊内部では、特警隊特警と呼ばれている。英称の「Special Boarding Unit」から、SBUと表記されることもある。(なお一部ではSGT(Special Guard Team)と表記されることもある〔『NEWSを疑え!』第14号(2011年5月19日号)海上自衛隊の特別警備隊SGT(Special Guard Team)https://sriic.org/backnumber/20110519.html 魚拓http://megalodon.jp/2013-0414-0858-47/sriic.org/backnumber/20110519.html〕。)
== 任務 ==

能登半島沖不審船事件の教訓を基に2001年3月にアメリカ海軍のSEALsをモデルに設立された部隊で、海上警備行動時における不審船武装解除及び無力化を主任務とし、対象船舶艦艇へのヘリコプターや高速ボートによる移乗強襲潜水による水中浸透の訓練、また一部隊員は空挺降下の訓練も行っている。不審船対処時には、停船後、無力化・武装解除を担当し、その後、各護衛艦毎に編成されている立入検査隊による立入検査が行われる手順になっている。
防衛省による公式発表・資料、および各報道等によると、特別警備隊は脅威度の高い船舶・艦艇の武装解除および無力化を主任務としていると考えられる。一方で、2004年に発生した「イラク日本人青年殺害事件」に対処するための日米合同救出作戦計画〔「バビロンの桜」計画」という秘匿名称であったと伝えられているが真偽は不明である。〕が立案されたとする情報のあることや、一部隊員の空挺降下の訓練も実施されている〔(「落下傘隊員の範囲及び落下傘降下作業手当の額に関する訓令」によると、特警隊員も対象に含まれている。http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/a_fd/1958/ax19580515_00027_000.pdf/〕ことなどから、他国の同種の海軍特殊部隊Navy SEALsDEVGRUに代表される海軍コマンド)同様海岸・沿岸地域の偵察や陸上における人質救出作戦等の多様な任務も部隊に付与されているとの推測もある。
しかし、公式見解としては第164回国会安全保障委員会において、当時の額賀福志郎防衛庁長官が特別警備隊に関して「規模も小規模でありますし、まだ十分に、いかような事態にも対応できるような体制とはなっていない」と答弁している。この答弁からも、偵察や陸戦の訓練をしていたとしても、少なくとも現時点では多様な任務を行うことが部隊に付与されているとは考えにくい。ただし同答弁において、将来的な特殊作戦群と特別警備隊との有機的な連携も考えるべきと付け加えてはいる。
防衛出動および海上警備行動下令後の臨検に際しては、特別機動船(RHIB)の他、本拠地の江田島から、岩国航空基地MH-53EMCH-101を使用して対象船舶に対し、実行手段を用いることが想定される。
状況により護衛艦搭載哨戒ヘリコプターSH-60JSH-60Kを使用する場合もある。MH-53EMCH-101では1機あたり1個小隊(16~24名)が搭乗し、ラペリングまたはファストロープにより対象船舶に対する強襲降下が可能である。
ただし、MH-53E、MCH-101には捜索用レーダー及びAISが搭載されておらず、洋上での索敵は、友軍からの情報提供に頼らざるを得ない。
http://blog.movie.nifty.com/blog/2013/02/post-164a.html〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「特別警備隊 (海上自衛隊)」の詳細全文を読む



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